これから

年末年始とゆっくりとした時間を過ごすことができた。
一昨日、中南米行きのエアーチケットを購入し、
大使館にてツーリストカードの申請をしてきた。
出発まで残りわずか、しっかりと頭の中を整理させる。
焦らず、もう一度原点に立ち返り
慣れに浸かった日常を壊し、情熱を新たに
ゼロスタートをきりたい。

ブルンジサポート

以前からお世話になっている、フォトジャーナリスト亀山亮さんからのお知らせです。
ご関心のある方は、下記のアドレスご覧になられて下さい。
http://blog.goo.ne.jp/burundi-support

The Family of Man

混沌とした世の中だからこそ
生まれるものがある
全ては表裏一体の世界
人生という名の旅の途上で
自分にとっていちばん美しい花を咲かせよう
それがまわりを照らす光になるから
つまずいたって転んだっていいじゃないか
精一杯走ってるのなら
それがかけがえのない瞬間だから
大切な想いを信じ続ければ
きっと出逢えるよ
いちばん美しい花に
光と闇が交差する世界だからこそ
感じ合える瞬間がある
気持ちはいつも『The Family of man』
いつか巡り逢うその場所で
微笑みで交わろう

迎春

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
皆さんにとって幸多き年になること祈っております。
本年もよろしくお願い致します。
2009.1.1元旦 東京

小さな希望の光をつないで

大晦日。
慌ただしい日々を送ったこの3ヶ月。
昨夜、仕事場の大掃除、今年の仕事が漸く終わった。
フリーになってからというもの、忙しさばかりが優先し、
時間のゆとりがなかった。これでは、いかないとは思いながらも
理想と現実の狭間で生活する毎日だった。
そんな中、今年は新たな出逢いが数多く会った事が、
何よりもの仕合わせだった。
今年巡り逢えた生在る全てのものに、感謝します。
ありがとう。
最後にこの言葉を贈ります。
サムエル・ウルマン原作詩から
『青春とは』
青春とは 真の 青春とは
若き 肉体のなかに あるのではなく
若き 精神のなかにこそ ある
薔薇色の頬 真赤な唇 しなやかな身体
そういうものは たいした問題ではない
問題すべきは つよい意思
ゆたかな想像力 もえあがる情熱
そういうものが あるか ないか
こんとんと湧きでる 泉のように
あなたの精神は
今日も新鮮だろうか
いきいきしているだろうか
臆病な精神のなかに
青春は ない
大いなる愛のために発揮される
勇気と冒険心のなかにこそ
青春は ある
臆病な二十歳がいる 既にして 老人
勇気ある六十歳がいる
青春のまっただなか
歳を重ねるだけで 人は老いない
夢を失ったときに はじめて老いる
歳月は 皮膚にしわを刻むが
情熱を失ったとき 精神は
しわだらけになる
苦悩 恐怖 自己嫌悪
それらは 精神をしぼませ
ごみくずに変えてしまう
誰にとっても大切なもの
それは 感動する心
次は何がおこるだろうと
眼を輝かせる 子供のような好奇心
胸をときめかせ 未知の人生に
挑戦する 喜び
さあ 眼をとじて
想いをうかべてみよう
あなたの心のなかにある
無線基地
青空高くそびえ立つ たくさんの
光輝くアンテナ
アンテナは 受信するだろう
偉大なる人々からのメッセージ
崇高な大自然からのメッセージ
世界がどんなに美しく
驚きにみちているか
生きることが
どんなに素晴しいか
勇気と希望 ほほえみを忘れず
いのちのメッセージを
受信しつづけるかぎり
あなたはいつまでも 青春
だが もしあなたの
心のアンテナが 倒れ
雪のように冷たい皮肉と
氷のように頑固な失望に
おおわれるならば
たとえ二十歳であったとしても
あなたは立派な
老人
あなたの心のアンテナが
今日も青春高くそびえ立ち
いのちのメッセージを
受信しつづけるかぎり
たとえ八十歳であったとしても
あなたはつねに 青春
青春とは 真の 青春とは
若き 肉体のなかに あるのではなく
若き 精神のなかにこそ ある 

願いがひとつ叶うなら

今年も残すところ後2週間。
今週始めから、忘年会ラッシュが続いている。
そんな中、5年前に高野山で衣食住を共にした
僧侶と一緒に食事をする機会があった。
高野山(無量光院)でお世話になった
僧侶兼フォトグラファーのクルト厳蔵さんは、
今貧困で苦しむラオスの子供たちに豊かな教育の場をという思いから、
学校を立ち上げるプロジェクトを進めている。
クルトさんの人を愛する澄んだ瞳、生きる姿勢からは
仏(お大師さん)を感じる。
もしこの先、取材を通じて僕が何かできるとしたら
見る側の心が俄に満たされ、それが着火剤へと変わっゆく
そんな写真を撮りたいと考えている。
以前、建築家アントニオ・ガウディが言った言葉に、
『芸術は、人を幸せにするんだよ』だから必要なんだ。
そんなシンプルな言葉が今も新鮮な記憶として焼き付いている。
思いを叶えるために、しっかりとしたイメージを
持つことが今大切なんだろう。
具体的なイメージが描けるなら、必ず具体的な答えがみつかるはず。

Consideration6

☆大胆かつ繊細
つまるところこの言葉につきる
どれだけ繊細なハートを持ち
直感、ひらめきを大胆な行動に変えられるか
瞬間にかけられる勇気
その経験値の豊かさが
人間力の差を大きくすると思う

Consideration5

☆日常生活の中で
どのような時間を過ごすかが写真の深み、奥行きを変えてゆく
そしてそれが写真を本質的に変化させる
生活パターン(衣食住)をもう一度見直す
注意力、着眼点、何処に視点を持って物事を見て考えてゆくのか
じっくりとモノを正確に把握する眼を養う
(模写と空想のイメージとは全く異なる)
モチベーションの持続と意識のコントロール

アンドリュー・ワイエス

渋谷Bunkamuraで開催されている
『アンドリュー・ワイエス』展を観に行って来た。
以前から気に掛っていた画家ではあったが、
想像していた以上に見応えのある作品ばかりであった。
何度となく立ち止まって見入ってしまった。
ワイエスの描く世界からは、一貫した確固たるイメージを感じた。
もの寂しい自然とそこに生きる素朴な人々の眼差し
深く重厚感のある色づかいと緻密で繊細な描写力
1枚1枚の完成度がとても高かった。
ワイエスの作品からは、私的な感情が排除された
写真で言えば写真の中に撮り手が写っていない。
描き手の存在は、空気のような存在だが、
しっかりとその絵画の中に意思は写り込んでいる
そんな作品だった。
印象深く残っている作品は、さりげない人物の後ろ姿を捉えた作品。
どの作品もフレーミングする中の一部分として(肖像画を除いて)
人物が描かれていているが、その自然と人と情景は静かに熱を持って
語りかけてくるものがあった。
ワイエスのポートレートを撮影した
Bruce Weber の写真もいい写真だった。

Consideration4

☆ドキュメンタリー写真で大切なこと
どの視点(着眼点)で撮影を進めて行くのか
どうルポタージュしまとめてゆくのか
テーマ性が(伝えたい気持ち)はっきりと明確にあり、
写真1枚に意思表示がある(キャプション、説明も含めて)
テクニックに勝るメンタル的な部分
そこが写真に写しだされる
気持ちがどこに向かっているのかが、一番に重要なこと