BASURA(バスーラ)

四ノ宮浩監督の描くBASURAの世界。
フィリピンのマニラに今現在も存在する巨大なゴミ捨て山の街(スモーキーマウンテン)。
以前から、多くのカメラマンがここを取材し、気になっていた街だが、この映画を通してゴミをめぐる根深い問題、過酷な現実を再認識させられた。
ある家族の生活を年月を経て追ってひもとかれてゆく、本質めいたゴミ山の現実問題。
貧困、飢餓の連鎖。政治と教育。そこで暮らす子供たちの未来に、今の循環を変える、本質的な光は射してゆくのだろうか・・・。胸が痛かった。
縁という巡りくるときの流れの中で、使命感にかられた監督の生き方は、とても純粋、素直、そしてシンプルだった。行動、気持ちが前にあったことが何よりも嬉しかった。
都写美にて現在ロードショー。

WPPトークセッションにて

写真に対しての3つの疑問符
現代、流れている様々な情報に対して、なぜ?本当?って疑問を持ってはどうだろうか?(C氏)
様々な情報によって、ひとや物事に対してフィルターを持ってみないことが大切なことじゃないかな?それより、自分の眼を大切にしたほうがいいじゃないかな?(Y氏)
結局、自分がいいなって感じるものが、見る人に伝わると思う。それって、よりごのみせず、
すごく感覚的ものじゃないかな?(A氏)

東京にある希望(HOPE)募集

今、『東京にある希望』をテーマに
写真をまとめています。
混迷とした社会の中で、
希望について何か感じさせてもらえる方、
年齢、性別問わず撮影させて頂けたら幸いです。
下記までご連絡よろしくお願いいします。
nishijimayuji@gmail.com

CUBA BAZAN

キューバの日常を写した、
フォトグラファーErnesto Bazanさん写真集が最近
発売された。
1枚1枚に込められた思い、写真家の奥深く鋭い視点、洞察力を感じた。
彼の描く世界観(自由、調和、平和、他者の尊重)
に何か深く共感するものがあった。
http://www.bazancuba.com/

いのちのじゅんかん

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小さないのちを育てることから何かをまなびたい

シェアエコハウス

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先日、飯田氏の紹介でCome on UPさん主催のシェアエコハウスのオープニングレセプションに参加させて頂きました。地球温暖化が騒がれる中、多国籍の人が集まる東京で、新たなアイデアを導入したこのシェアハウス、今後の展開が楽しみです。ある場所を共有する中で、どこに価値をおいて時間を過ごすか、そしてどのようなブレーンを形成してゆくか、リノベーションの価値がこれから増々問われてゆくそんな気がしています。

天声人語にて

久しぶりに嬉しいニュース。
6/30、天声人語にてフォトグラファー高松さんの記事が掲載されていました。
足掛け15年の写真集、『STREET PEOPLE 路上に生きる85人』
言葉の持つイメージへの新たな挑戦。
こつこつと積み重ねられた努力、プロセスが素晴しいです。

6月の終わりに

六月三十日のは年の臍。
もう今年も折り返し地点。
最近、友人からいいニュースを沢山いただく。
友人の笑顔、元気な姿に出逢うと本当に嬉しい。
モチベーションが高まる。
4.5.6月と慌ただしい生活を送っていたが、
これからは静かにゆっくりとした時間を送りたい。
次の取材に向けて。

梅雨の樹木

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ドキュメンタリー映画を通して

知人の薦めもあってチベット、ミャンマー関連の
『風の馬』『雪の下の炎』『ビルマ、パコダの影で』という映画を見た。
どの映画も、憂いと怒りを感じさせる映画だった。
今現在でも続いている、非道で理不尽な政治的状況化が齎す、眼を伏せたくなる現実ばかりであった。
そんな中、『雪の下の炎』の中で演じる、チベット僧パルデン・ギャツォの計り知れない
どんな逆境にたたされようが希望を失わない、精神の可能性には心打たれるものがあった。
中国政府軍の過酷な拷問を33年間耐え抜き、非業の死を遂げた同胞のために現在も闘い続けるパルデンの姿に人間の本質的な可能性を感じた。
恵まれた日本の社会で、現実社会に揉まれ忘れがちな時に、
今尚こういった現状が進行していることに対して無関心でいたくないと切に思った。
矛盾だらけのこの世の中で、真実とは何かを深く考えさせられた。