Tea plantation worker ‘2 (Srimangal)

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Tea plantation worker (Srimangal)

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バングラディッシュ北部の町スリモンゴル。
そこには数多くの茶農園が存在し、
以前からインドの移民としてやってきた労働者が
生活を営んでいる。
彼女たちの生活環境はとても厳しく、1日働いても1ドルにも満たない
賃金しかあたえられない。そして、その環境から脱することすらできない
状況に今もいる。
労働とは
人間の尊厳とは
一杯のティーカップの重みを強く
感じさせられた。

Stone workers of sylhet ’3

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Stone workers of sylhet ’2

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Stone workers of sylhet

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7年ぶりのバングラディッシュ。
ラマダン(断食)の月ということもあって、
猥雑とした町並みの中にもイスラムの祈りの鐘が街中に響いていた。
雨期の明けまじかのバングラは、湿度がとても高く
ジメジメとした日が続く。
そんな中、今回の取材目的地のひとつシレット地区へと向かった。
ここは、インド国境に近い町で、以前から採石場の町として栄え、資源の少ないこの国の建築材料として
全国各地に運ばれている。
推定で、2500〜3000人もの人々がこの町で肉体労働をしているという。
1日、3〜5ドル以下の賃金で、過酷な肉体労働に精を出す人々。川辺には、
無数のボートがそこに点在し、川底に溜まった石を潜っては汲み上げては小舟のボートに乗せ、
山積みになるまでそれを繰り返し、岸辺に持ち帰る。
老若男女、泥まみれになり、水、石、泥と格闘しながら毎日を生きている。
作業工程は、とてもシンプルなものだけど、今の現代に忘れ去られようとしている
手仕事の原点がそこに在った。そして、末端で力強く生きる彼らの姿勢から、
リアルな人々の息づかいを感じた。
ある労働者は、こう呟いた。
『お前は、日本に生まれ落ちただけでハッピーだ。
今の生活は、今後も俺たちは変わることがない。』
比べることになにも意味がないが、
感慨深い一言だった。

バングラ取材撮影を終えて

帰国してから、時が経つのは早いもので
ひとつきの月日が流れました。
振り返ると、バングラで過ごした時間とても貴重でした。
取材先で、無心になってシャッターを押した時のあの感覚、
気持ちが揺れ動く瞬間、懐かしくも新鮮な感触がありました。
どのような時間を過ごし、
そしてどのような人との対話をしたか、
それが何よりもの人生の価値、財産のような気がします。
今年も、早いもので残すとこ後3ヶ月。
あっという間に年を越しそうな感じがしています。
先月に引き続き、もう暫く仕事のラッシュが続きそうです。

バングラディッシュから

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一昨日、帰国しました。
後日、バングラディッシュで感じたこと書きたいと思います。
追伸
又、8/22〜9/5まで携帯の方に連絡、メール送って頂いた方々、
こちらの諸事情で、確認返信できませんでしたことお詫び申し上げます。
もしよろしければ、再度、連絡頂けますと幸いです。
(photo:ダカ、バングラディッシュ国会議事堂周辺 建築:ルイス・カーン)

明日から

8/22〜9/4まで、バングラディッシュに滞在予定です。
ご用の方は、下記までご連絡お願いいたします。
nishijimayuji@hotmail.co.jp

真夏のひまわり

先日、友人の写真展があり
そのお祝いにと新宿のお花屋さんに足を運んだ時のこと。
お店の奥から、背丈の小さな女の子が
『いらっしゃいませ』っと声をかけてきた。
いつも結婚式で撮影している花束も、
いざお店で買うとなると、不思議と見入ってしまう。
そして友人のことを想像し、想いが入る。
始めは、お花屋さんのセンスに御まかせしますとお願いしたものの、
彼女がセレクトしたひまわりの色が今ひとつで、再度発色の濃いひまわりに
セレクトし直してもらった。そしてボリュームも増してもらった。
そうして出来上がった花束は、僕の想い描いていた以上のものになって
仕上がり包装された。彼女に想いが届いたのか、とても嬉しかった。
予算はオーバーだったけど、
彼女の気持ちが嬉しくて多くお金を包んで渡した。
彼女が、『おつりは?』と聞いてきたが、
僕は、『いらない、ありがとう』といって立ち去ろうとした。
その時、彼女の潤んだ瞳は、美しさに満ちあふれていた。
きれいな瞳がとても印象的だった。

Motherhouse(マザーハウス)

山口絵里子さんの『裸でも生きる』という
一冊のすばらしい本に出逢った。
本当に素直で、きれいな心をもちあわせた女性だと思った。
まっすぐな、生きる姿勢に泣けた。
感動した。
同世代に彼女のような人がいることが
とてもとても嬉しく思えてならなかった。
http://www.mother-house.jp/story/