旅の記憶と建築_17


内藤廣@紀尾井清堂

“言葉を使って、言葉の外に出る”

島根県芸術文化センター/グラントワ から繋がる、現代建築へ託された虚心の眼差しを感じさせてもらいました。
ありのままをさらけだだせる勇気と内藤氏の懐の奥深さと身体的な原点に立ち返ることの本質に、大切なヒントを頂きました。
世界を旅した人に共通する、現代社会を危惧する直感と、未来を見据えた何かしらの光が見えた気がします。

memo_103

『詩は裸身にて 理論の至り得る境を探り来る そのこと決死の技なり』宮沢賢治

250815

戦後80年を迎えた日に、
未だに戦争の後遺症で苦しまれている方々、
今も世界の戦場で苦しんでいる人たちの心を忘れず、
鎮魂と平和への祈りを捧げます。

戦場下のアフガニスタンを旅したひとりの日本人として…

首都カブールにて、1時間前に通った場所で、その日、自爆テロがあったことを、宿泊していた安宿のニュース映像で知り、何故今生かされているかと考えた。

生と死が隣合せにある非日常は、
己が生きていることの意味を常に問いかけている。

あの時、バーミアンで出会い向き合えなかった、女性の瞳を、今も忘れない。



250805

ウィン・バロック写真展 追想 2025→1975

僕の生まれる前の写真家が残された、貴重なオリジナルプリント。
「そこに光あれ」の写真から、いつの時代も変わらな普遍的な循環を感じた。
素晴らしい描写と世界観に余韻が残る。

250729

イチロー氏の言葉より

「野球は私の中に人生で何が大切かを見極める判断力を育んだ」

「小さいことを積み重ねれば可能性は無限」

「夢を見ることは楽しいが、目標は難しく挑戦を伴う」

250709


宮古島の月明かり中で
蒼き光と影が、海景に響き渡る
光に未来を託して…

250620



横尾忠則 連画の河展@世田谷美術館

250523

尊敬する偉大な写真家セバスチャン・サルガドの訃報。

写真の道を志し歩み始めた時に、
2003年に東京で開催されているESSAYSの個展でお会いできたことで
どれだけの力を頂いたことだろうか…

写真の持つ本質的な力を教えてくれた、サルガドの写真の数々。
人間の尊厳と崇高な眼差し、希望の光へと導き描かれた世界。

記憶に深く残っている写真集 WORKERS、EXODUS、SAHEL、GENESIS、
そして晩年の環境再生プロジェクト。
サルガドの生き方を通して、自分自身は写真で何ができるか問い続けた日々。

「Photo is Life」の言葉を、生涯忘れません。

“人間の定めは、男であれ女であれ、新しい世界をつくりだ
すことであり、生き生きとした命をよみがえらせることである。
そして、すべてのものには限りがあり、境界があっても、状況
に適応し、あるいは抵抗し、それを信じることを可能にする
夢だけは無限であることを思い起こすことだ。”(ESSAYSより)

ご冥福をお祈りいたします。

4 years letter shin


新たな光と世界へ向かって…

旅の記憶と建築_16


フランク・ロイド・ライト@オールドインペリアルバー 帝国ホテル 東京