250523

尊敬する偉大な写真家セバスチャン・サルガドの訃報。

写真の道を志し歩み始めた時に、
2003年に東京で開催されているESSAYSの個展でお会いできたことで
どれだけの力を頂いたことだろうか…

写真の持つ本質的な力を教えてくれた、サルガドの写真の数々。
人間の尊厳と崇高な眼差し、希望の光へと導き描かれた世界。

記憶に深く残っている写真集 WORKERS、EXODUS、SAHEL、GENESIS、
そして晩年の環境再生プロジェクト。
サルガドの生き方を通して、自分自身は写真で何ができるか問い続けた日々。

「Photo is Life」の言葉を、生涯忘れません。

“人間の定めは、男であれ女であれ、新しい世界をつくりだ
すことであり、生き生きとした命をよみがえらせることである。
そして、すべてのものには限りがあり、境界があっても、状況
に適応し、あるいは抵抗し、それを信じることを可能にする
夢だけは無限であることを思い起こすことだ。”(ESSAYSより)

ご冥福をお祈りいたします。

旅の記憶と建築_16


フランク・ロイド・ライト@オールドインペリアルバー 帝国ホテル 東京