願いがひとつ叶うなら

今年も残すところ後2週間。
今週始めから、忘年会ラッシュが続いている。
そんな中、5年前に高野山で衣食住を共にした
僧侶と一緒に食事をする機会があった。
高野山(無量光院)でお世話になった
僧侶兼フォトグラファーのクルト厳蔵さんは、
今貧困で苦しむラオスの子供たちに豊かな教育の場をという思いから、
学校を立ち上げるプロジェクトを進めている。
クルトさんの人を愛する澄んだ瞳、生きる姿勢からは
仏(お大師さん)を感じる。
もしこの先、取材を通じて僕が何かできるとしたら
見る側の心が俄に満たされ、それが着火剤へと変わっゆく
そんな写真を撮りたいと考えている。
以前、建築家アントニオ・ガウディが言った言葉に、
『芸術は、人を幸せにするんだよ』だから必要なんだ。
そんなシンプルな言葉が今も新鮮な記憶として焼き付いている。
思いを叶えるために、しっかりとしたイメージを
持つことが今大切なんだろう。
具体的なイメージが描けるなら、必ず具体的な答えがみつかるはず。