感動にシャッターを

私が写真を撮り始めたのは
2001年の中国から印度にかけての旅からであった
出発前に知人から薦められたニコンF2と50mmレンズ1本を
中古カメラ屋で購入し日本を旅立った
中国 東南アジア 印度を旅する中で様々な人々と出会い
そこで衣食住を共にし 1枚1枚に気持ちを込めシャッターを切り続けた
そこには うまい下手といった技術的なものは何もなく
行動そのものに感動があり 何よりも無心な自分があった
無心になってシャッターを切った
被写体と真摯に向き合い
ただただ 
こころでシャターを切った
アジアの子供たちの希望に満ちあふれた瞳が
私のドキュメンタリー写真の原点です