140511

やっと福島の写真をまとめ始めた。

頭の中を、ゆっくりと整理しながら。

まだまだ、撮り足らないものが山ほどあるが、スタートラインには少なからず立てた気がした。
問題が問題だけに、現場でシャッターを押す時の感覚は、常に複雑。
写真でいったい何ができるのか、自問自答する日々。

ただわかっていることは、本能は福島に向かっていること。
もっともっと深めなければ、己の思考を。
そして、写真を今生きる全てを懸け、魂を込めなければ、人の心など到底打つことなどできない。
なぜ、写真を始めたのか、素直に原点に立ち返る作業。

本質を衝いた、同時代を生きる人間の仕合せの鐘とは何なのか。
ここ近年の気候変動、自然が猛威を振るい続ける意味は何なのだろう、人間のエゴの見返りではないのか。

本来のエコは、経済優先の世の中で、無駄使いしない(本物を選び、愛着を持ちそのものをより長く愛用する)、必要最低限以外消費しないこと、より多くのものを人が所持しないこと、自然を配慮した極めてシンプルなライフスタイルだと思う。

これからの先の自然エネルギーの在り方、どう組み込んでゆくべきなのか。
このガイヤに、いかされ、いきるものとして。

毎日が、終わらない修行の旅なのかもしれない…